相撲についての記事がニューヨークタイムズにありました。紹介します。
Japan Slowly Losing Its Grip on Sumo 相撲は日本の国技であるが、2003年以来日本人力士の優勝がなく、角界の将来が危ぶまれている。 日本では野球には外国人選手の数について規制があるが、相撲には全く制限がないため、横綱などの高い位から日本人力士が追い出されてしまうかもしれないと心配されている。 一月場所で全勝優勝し、天皇杯を手にした朝青龍は、「多くの若い日本人力士は根性が足りない。自分がモンゴルで修行していた頃の状況は厳しく、それが相撲への基礎を築いてくれた。」と、インタビューで語っている。 閉鎖的な相撲の世界よりも、イチローや中田英寿の世界での活躍が夢を与えてくれると多くの若い日本人のスポーツ選手は感じている。 朝青龍をはじめとする外国人力士の活躍がありながら、日本相撲協会は不快感を表明しており、日本人力士の優勝を期待していると述べている。 このような外国人力士の活躍は初めてではなく、その中で以前横綱として活躍した武蔵丸はこの角界の状況に対し、「現在日本人力士は信用をなくしている。私は栃東が最も横綱の位に近づいていると思うが、彼は他の全ての力士同様、より精進する必要があるだろう。」と語っている。 といった内容です。 この他にも、以前はハワイ出身の力士が活躍していたのに対し、現在はもっと多国籍になっていることを伝え、さらに詳しくモンゴル人力士の白鵬、ブルガリア人の琴欧州、ロシア人の露鵬、韓国人の春日王など、有望な外国人力士のしこ名も報じられており、驚きました。また、日本相撲協会が日本人力士の優勝を明らかに切望している、と報じられていますが、そのことに対する意見がもう少しあったらよかったと思います。 相撲とは何とも不思議なスポーツだと、私は本当に思っています。ルールは明確で真似しやすいスポーツではあるけれど、力士のあの体型(体格というべきでしょうか・・・)、あのマワシ姿、あのヘアスタイルはどうしても真似できない。若者が憧れることができるだろうか。鬼気迫る力士の大一番は惹きつけられますが、サッカー選手やメジャーリーガーの方がかっこよく見えるのは男女共通しているように思います。 相撲はスポーツというより国技。今日では伝統芸能のような存在になっているし、それでいいのでは?と思います。相撲協会は、今の日本の中での相撲の感じられ方にもっと目を向けなければならないと思います。もっと親しみやすい相撲を目指し、活発にさせたいと思うのなら、外国人と日本人の力士を区別なく、どちらの活躍も素直に喜ぶべきだし、伝統やしきたりにこだわりすぎず、女性にも配慮した考え方をすべきだと思う。また引退して新しい世界に挑戦する元力士の活動も応援すべきだと感じます。そして伝統を重んじ、古来の相撲のスタイルを貫くつもりなら、日本の伝統の一つとして違う形を模索していくべきではないでしょうか? 昨年の日本野球界再編の一件同様、将来の角界の繁栄を見据え、年寄りの操りやすい組織ではなく、現役力士や未来の力士のための組織に変革していくことが、相撲というスポーツにとって急務であると思いました。 鍋倉 衣久美 #
by j_news
| 2005-01-26 21:04
| スポーツ
NHKの海老沢さんの辞職の記事をワシントンポストで読みました。
→こちら 辞任に関連して、NHKの一連のスキャンダル、受信料未払いについて、それぞれくわしく書かれています。特に従軍慰安婦のドキュメント番組に対する政治介入疑惑について大きく取り上げられている。 簡単に要点をまとめると、 1.番組が政治的圧力によって改ざんされた。 2.それは日本のメディアだけの問題にとどまらない。日本による歴史の改定という問題につながる。 3.特に近隣のアジア諸国の反発は強い。 4.海老沢さんの辞任で問題が解決することは難しいのでは。 こんな感じだと思います。 やはりというべきか、かなり否定的な態度だという印象を受けた。 特に興味深かったのは、「ヨーロッパではたとえば第二次世界大戦で敵だったドイツとフランスのような国でもよい関係を築いているのに、東アジアでは戦争の遺恨がまだのこっている。」という一文だ。最初の投稿でも同じようなことを書いたが、いつまでも過去に固執しすぎるのもいかがなものか・・・。 私も海老沢さんの辞任でNHKの問題が忘れられていくとは思えません。朝日新聞ともめてるのは結局どうなったんですかね。知識不足ですいません。 ちなみに僕は受信料未払。前に払いましたよ、って言ったら疑り深そうに帰っていきました。つぎ来たら堂々と断ってやろうと思います! 濱本康司 #
by j_news
| 2005-01-26 04:11
| 社会
25日朝のニュースで見たトピックが
ちょうどBBCnewsの記事にあったので取り上げます。 Japan family murderers sentenced 2003年6月に福岡で起こった 中国人元学生による一家殺害事件の判決が出たという記事。 記事の内容自体はとても簡潔で、 (それ故取り上げる意味があるのかと内心思ってるのですが) 楊被告には死刑が言い渡されたのに、 自首して事件解明に協力した王被告は無期懲役だったというもの。 この判決にご遺族は当然満足されていませんが 日本の新聞によると王被告は控訴しない方針(当たり前か)、 楊被告は控訴するようです(こちらもまぁ当たり前、か)。 2人に死刑/無期懲役と大きな差がある判決が言い渡されたことは 日本でもニュースや新聞でも取り上げられています。 同じ犯罪を犯した(犯行内容の違いはありますけど)2人の 捜査への協力姿勢の違いが判決にこれほど影響するとは 驚きを通り越して「そんなのアリかよ」と思わずにいられません。 中国の裁判は争いがなければ初公判で結審するケースが多く このまま行くと王被告は無期懲役のままになる恐れもあるようで ひどい手口で4人も殺しておいてそれはあんまりだろう、と つい感情をむき出しにして噛み付きたくなってしまいます。 ちなみに私が今朝見ていたテレビ番組では 中国は年間の死刑執行数が世界一多く、 (なんと薬物所持で死刑になるケースもあるそうです) 今回のような残酷な殺人は当然死刑になると思われていたのに、 というような報道がされていました。 ただでさえ以前からあまりよろしくなかった日中関係に 今回の判決が更に悪影響を及ぼすのではないかという声もあり この事件はまだまだ尾を引きそうです。 岡田典子 #
by j_news
| 2005-01-26 02:17
| 社会
「女性天皇」容認へ向けた政府の検討作業が正式にスタートしたという話題を
君主制・女性国王の本家本元イギリスのBBCから。 元々、日本と欧米では男女の権利というものに関して大きな違いがあるのでここではどうこう言ってませんが、やはり日本独特の保守的な考え方に、理解できないという気持ちがあるように思いながら読みました。 1965年以来、男の相続人は生まれておらず、 多くの国民が3歳の愛子内親王が天皇となることを信じていると思われるのだが一握りの保守的な人が男性の家系を保持したがっている。 アナリストは、男の相続人を生まなければならないという義務感を与える圧力こそが雅子様が1年間以上公務を休まざるを得なかった精神的ダメージを与えた原因になったと確信している。 一方、小泉首相は国民は女性天皇を歓迎するだろうというコメントを以前発表したが、今は慎重な言い回しに変わった。 2003年の世論調査は、70%以上の国民が、女性の継承を許すために法を改訂するのを 支持したという結果がでているとのこと。 しかし、なんだかんだ言っても結局、日本の皇室典範(英:Household Low)の改訂は国民投票ではなく、議会による承認が必要なんだけどねっ。 ちゃんちゃん。といった感じです。 この問題に関しては本当に根が深くて、側室復活とか旧宮家の復活とかの声も叫ばれているようですが、ここでちらっとなんか書いただけでも、どっかからウイルス仕込まれたりしそうで恐いので、あまり触れないことにしてもいいでしょうか?私のような若造が無知なまま安易なことを言うべきではないのかなと思うのであります。 小笠原 愛 #
by j_news
| 2005-01-26 01:19
| 政治
久しぶりにアルジャジーラを覗いてみたら日本ネタ発見。
Japanese royalty mulls adopting heir 皇室は秋篠宮さま以降男子が誕生していません。 現在、皇統に属する男系(=父方)の男子にしか皇位継承権がなく このまま行くと皇室後継者がいなくなってしまう恐れがあり、 現行の皇室典範改正を視野に入れた 今後の皇位継承のあり方についての会議が開かれるそうです。 今のところ旧宮家の男系男子を養子にする案が出ていますが 議論の行方次第で女性の皇位継承に傾く可能性もあるようです。 日本人の8割が女性天皇の誕生を支持していることや、 また、皇太子妃雅子さまのご病気のことを例に 男子継承者誕生を期待される重圧についても触れられています。 ちなみにアルジャジーラにはまだ出ていませんが 25日に第一回の会議が開かれたようです(産経新聞より) 私は旧宮家から養子をとるよりも女性の皇位継承に賛成です。 皇位継承は別に女性でもいいじゃない、と私は思っていますし、 国民の多くも多分同じ意見なのではないかと思います。 だから典範改正はほぼ確実かなと思っていたのですが 皇室研究者や識者からは「伝統を知らない人が多い」と 典範改正の安易さを懸念する声も上がっているようです。 皇室は現存する世界最古の王家だそうで、 伝統を受け継ぐべきだという意見も分からなくもないので なにか良い折衷案が出ればなぁ……と思います。 とりあえず今後月1回ペースで開かれる会合は注目ですね。 岡田典子 #
by j_news
| 2005-01-26 00:58
| 政治
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